平成29年1月8日、年賀の集いに参加しました。横浜駅では風の冷たさを感じながら挨拶をかわし、ほぼ定刻通りに出発。例年より参加者は少なめでした。往路も混まず9時半頃に到着し、総合本館で一息入れ、合同写真の後麗澤館へご挨拶し、墓参に参りました。年賀の会場はほぼ満席で、始めは鷲津様の詩吟と舞に正月を味わい、国歌斉唱の後に廣池幹堂理事長は明るいお元気なお姿で登場され、以下のような年頭の挨拶でした。
初めに、この年賀の会は昭和21年に京都のモラロジアンが二代目所長、廣池千英所長を元気づける為に本部で開き、その後今日まで続いていますと話されました。次に昨今モラロジー団体が社会的に認められてきた話として、大分県立美術館で3月から4月へかけて「廣池千九郎特別企画展」が開催されること、ミネルヴァ書房から道徳科学とは何ぞや「廣池千九郎」と題した伝記が出版され、それが面白く読めたとのお話でした。平成30年の道徳授業の教科化に向けて、そもそも道徳とは何かを世間が注目しだしたと感じました。次に次世代の育成について一人ひとりが正しい家庭観、国家観、歴史観を育み伝えていかなくてはなりません。今年一年お互いに健康に留意し、大変な年になるでしょうが、頑張りましょうと結ばれました。
午後は記念館で「廣池千九郎博士の生涯に学ぶ和の精神」と題して、井出元館長のお話を伺いました。「人と自然の和」「人と人の和」「内面的精神的な和」「運命と境遇の和」「国家や世界の和」と博士の目指した和の精神を分類され、最後に博士がたどり着いた「慈悲寛大自己反省」という視点に立つと、すべての問題が穏やかに解決することができるのです、と語られました。心に沁みるようなお話でした。
帰りのバスの中では、ホームページ委員長の阿藤壽孝氏より編集したクリスマス会動画の上映と、事務所ホームページの紹介がありました。(広報 安東)