実りの秋を迎えました。

作物が丹精込めて育てられ、収穫に至るまでのプロセスは、子育てのプロセスと重なる気がいたします。大切ないのちが成長し、実りの季節を迎えると、その実りは誰かの幸せに届けられるという・・・私たちのいのちは人の役に立つためにあり、それを味わうことが何より幸せなことなのかもしれません。

先月のマザーグースでは、「あなたが生まれてきた理由」という産婦人科医の池川明先生の動画視聴をいたしました。

池川先生のお話によりますと、子どもは「人の役に立ちたい」という目的を持って生まれてくる・・・しかも、まず最初の目的が、「お母さんの役に立ちたい!」「お母さんを喜ばせたい!」という事なのだそうです!!!1人で何もできない、寝ているだけで発語もできない赤ちゃんが、こんな大志を抱いて生まれてきて、まずお母さんの幸せを心から望んでいるとは!

ですから、お母さんから「生まれてきてくれてありがとう!」「あなたを子どもに迎えられてこんなに嬉しいことはない!」と思われ、言って貰えたら、子どもにとってお母さんの役に立てたというこの上ない喜び、充実感、達成感を味わうのだという事でした。

私たち母親は、赤ちゃんが生まれた瞬間には、ほとんどが「生まれてきてくれてありがとう!」と感激し喜ぶものですが、その後すぐに始まる休みのない育児の日々で、いつのまにか子どもを保護しなければ、、、子どもに〜しなくては、、、という膨大なタスクやノルマに追われてしまい、不安な事や思い通りにいかない事に悲壮な顔、イライラ顔になりがちです。

それでも何とかゆとりを持ち、笑顔で喜びや感謝を子どもに伝えて幸せオーラを出し続ければ、子どもにとっては最初のミッションが完了し、それが
無事に完了できると、安心して次のミッションに移れるのだそうです。次のミッションとは?―――>自信と自己肯定感を持って自分自身の目的に向けて邁進できるということ。

反対に、お母さんがいつも不安でイライラして、「あれもできてないじゃない」「これはどうしたの?」「もっと〜してほしい」と子どもに要求ばかりしていると、子どもは「お母さんは喜んでくれていないんだ。。。」「ボクのやり方は望まれていないんだ。。。」とお母さんを満足させてあげられない自分に自信がなくなるのだそうです。そうなると自分の目的に向けてのスイッチオンができないので、それがまた、お母さんのイライラを呼んでの悪循環、、、となるようです。あらら?!

ところで、お父さんのことはどう思っているのでしょう?という問いかけに、池川先生曰く、「お父さんは、子どもの応援団で、お母さんがスタ
ーなのです!お母さんが笑顔で幸せになるようにお父さんは協力してあげるのみです。それが要するに子どもの幸せなのです。」夫婦で協力して育児をするものですが、色々なことがあっても、お母さんが笑顔で幸せオーラを放っていることが、子どもが自分の人生を切り拓いていく力に繋がるという、大変シンプルで貴重な…目から鱗のお話でした。

笑顔で幸せオーラを放つためには、やはり何事にも喜びと感謝を見つけていくことですね。日々の様々な出来事の中にも「嬉しい!」「よかったぁ!」「楽し〜い!」と息を吸って、「ありがた〜い!」「ありがとう!」「感謝!」と息を吐く深呼吸(池川先生お薦め)を沢山して、幸せオーラいっぱいのママを目指して参りましょう!(Hitomi)