5月末に酋長を迎えてのシェアハウスは、家族全員で酋長を気遣いながら、大きなハプニングもなく、思っていたより順調に平和に時が過ぎています。

平和ではあるものの、、、JackとKathyは、仕事、事務所活動、自治会、託児、買い出し、食事の支度、、、となかなか目まぐるしい日々の中、酋長の術後の検診のため、松本への送迎も発生して、Jackは何度も逗子〜松本を往復しました。

それらと同時進行したのが、還暦祝賀パーティーの準備委員会。

隣に住むKathyの弟(別名トランプ)が7月でめでたく60歳の還暦を迎えることとなり、本人には内緒でトランプの息子3人を筆頭に親族一同で準備態勢に入りました。甥の長男から「記念動画を制作するので、トランプの幼少期の写真ってありますか?」とLINEが来て、我が家の階下にある納戸の中を捜索活動する羽目に。。。

現在の家に至るまで、場所は変わらずとも、Kathyの生まれた家から2回建て直しをして、その間、2回の仮住まいへの引越し、アメリカへの引越しで、その都度最低限の整理をしてきたものの、過去のお荷物はとりあえず階下の納戸に眠らした、いえ突っ込んだままの現状・・・さぁて、私達の幼少期の写真はどこに眠っているのか?と考えるだけでも難儀ではあったけれど、お祝いだから仕方ない。

ある日ようやく時間を取って、気合いを入れて挑んだところ、暗い納戸の奥の奥にそれらしき段ボールから、いくらかの発見に至りました。しかし、一緒に眠っていた過去の先代の先代の写真達、つまり一緒に暮らしていた祖父母やその家族親族、大昔の祖父母のヒストリーまでが続々迫りきて、そちらに気を取られてしまう事に。。。これも、トランプの還暦準備委員会のおかげで、日頃は忘れかけていた過去のKathyのルーツに触れ、先代の恩恵や思いを久しぶりに懐かしく味わえた事には感謝できたりする。

さてさて、本題のトランプの幼少期の写真は、単身のものは少なく、何故かどうしても、姉のKathyが一緒に写っている。でも、そう考えると、私達はやはり幼少の時から仲良しだったんだなぁと思う。今でこそ、ブラックジョークを言い合ってお互いに牽制?切磋琢磨?している間柄ではあるけれど(笑)、何だかんだ言っても幼少期から離れて暮らした時間は少なく、お互いに家庭を築いても、家族を巻き込んだ絆を深めているからこその今回の還暦準備委員会というもの。

その後、トランプの長男、次男、三男、トランプの妻(別名クリントン)の素晴らしいチームワークのもと、『トランプの軌跡 Born in 1964』なる動画編集と、当日に親族全員が着用のお揃いのオリジナルTシャツの発注、Kathyの息子Kの知り合いのお店の予約も進行していきました。

酋長には体調もあるので、無理をしない範囲で、、、と尋ねたところ、「是非!参加する!!!」との事(万が一、不調を訴えた場合には救急車を呼ぶという覚悟)で、総勢23名の参加で賑々しくトランプを祝福する準備が整い、当日を迎えたのでした。当日は、クリントンはお友達と会食に行く予定として、早めに長男宅に向かいそこから合流してお店に。Kathyの家族も東京からのK 家族と共に早めにお店に向かい、同居の次男がトランプを夕食に連れ出して、、、というプラン決行。

全員で、お揃いのTシャツ・・・トランプの顔アップが好きなヨットに乗っている絵柄の真っ赤なTシャツに着替えて、各自クラッカーを持たされて、子ども達を静かにさせて、しばし本人を待つ。。。

次男と後から登場したトランプが貸し切りの部屋の引き戸を開けた途端に「還暦!おめでとうございまぁ〜す!!!」で全員の歓声と拍手とクラッカー音の中、トランプの第一声は、、、「何やってるのぉ〜?!?!みんなで赤いの着ちゃって?!?!トランプ(元米国大統領)の決起集会かと思ったヨ!!!ママ(クリントン)は友達と会食じゃなかったのぉ〜???」

そうは言っても、嬉しかったに違いない。若くして22歳で結婚して、母と同居して、21歳のクリントンと3人ボーイズを必死で育て、母の認知症の介護しながら無事に見送り、孫も6人授かり、ジジ活(孫育て)も愛情込めて頑張って、今や孫は小学1年から中学2年に成長して迎える60歳。

肩書きは何もないけれど、『人生愉しく面白く!やれる事は一生懸命!家族に愛を!』がモットーのトランプ人生は、若い頃はハラハラさせられながら、Kathyとしては何だか良くも悪くも?巻き込まれながら今に至るのだが、周囲に笑いと喜びを与えてくれた事だけは大いに讃えたい。「お爺ちゃん(トランプの父)が60歳で亡くなったので、本当はもう亡くなっているはずだったのが、予定外に延命してしまったトランプの還暦お祝いパーティーです!!!皆さん今日は楽しんで下さい」という次男の開会挨拶で始まったトランプ決起集会ならぬ還暦祝いは、乾杯を交わして次々と登場する美味しいイタリアン料理に舌鼓をうちながら、ギフト贈呈、クリントンの涙のラブレター読み上げ、長男の力作動画放映でクライマックスを迎え、救急車を呼ぶ事もなく無事に大人も子どもも賑やかな愉しい時間をシェアすることができました。

こんな家族や親族の愛に囲まれて、「本当に思い残すことはないし、明日死んでも悔いはない」とトランプは常々皆の前で公言してワインのお代わりをソソクサと注いでいるが、クリントンが時々、「お姉さん、まだ逝かないんですよ〜!笑」と。「本当に、言ってる割にはシブトイわね〜笑」と答えている。

来年の7月はクリントンの還暦だから、それを盛大に祝福してからでないとまだ気は抜けない!来年のパーティーはどんな風にしようかと今から皆で考え始めている愉快な家族たち。。。(Kathy)