5月の末から、急遽💦我が家のシェアハウスに新メンバーが加わることになりました。
Jackには、70歳のたった1人の兄がいて、信州松本の安曇野に一人暮らしをしています。Jackの両親を見送った後、家族もないので、「逗子で私達と一緒に暮らしてはどうですか…?」と度々お誘いをしたものの、「仕事もあるし、、、」と安曇野の実家でシングルライフを楽しみつつ頑張っておりました。
元気なうちはよかったのですが、もともと持病も複数兼ねているところに、昨年あたりから膵臓に新たな病原が見つかり、5月の半ばに手術となり、、、いよいよ、私達も放っておけない状況となったのです。
しかし、以前再三お誘いした頃は娘のM達がいなかったので、もう少しゆとりがあったのですが、M達とシェアハウスをしている今となっては、使えるのは息子のK家族(娘2人の4人家族)が来た時に寝室にする和室が一部屋のみ。。。
彼らは常駐ではないので、まずは、常駐同居人のMとYちゃんに、今後のシェアハウスに追加メンバーの打診をしたところ、、、Mは「そんな状態なら放っておけないし、お兄ちゃん達が来た時は何とか工夫するとして、是非!呼んであげて一緒に住もうよ!」、Yちゃんは、想定外の事態ながらも「全然構いませんから、是非〜!」と言ってくれたのは、本当に嬉しく有り難いことでした。もちろん、非常駐のK家族も大賛成!これをもってJackと共に更に強い説得を試みたところ、今まで私達に気兼ねもして頑張り続けた兄も、この事態に及んでは素直に応じてくれました。
15時間にも及ぶ大手術でしたが、皆の祈りも通じたのか無事に克服してくれて、思いの外早い退院となり、、、我が家の和室のお掃除片付け、ベッドの購入などを可及的速やかに行って、5月30日に退院した直後、Jackの車でそのまま逗子へお迎えしてしまいました。
到着時は、痩せてしまって術後の疲れはあるものの、シェアハウスの家族一同(クーちゃん、アンナも含めて)の歓迎ぶりには「ありがとう。。。」と何とも安堵した表情の兄、そして誰よりホッとしたのがJack、更に今は亡きJackの両親にも、これでひとまず安心して頂けたかと。。。Jackは、Kathyに「世話をかけてすまないけれど、よろしく頼みますね。」と言ってくれたのですが、かつて私たちがアメリカ在住した5年間に、Jackの両親の介護を当時同居していた兄が一身に引き受けてくれたのだから、「いえいえ、今度は私の方がお返しする番ですのでね〜!」とやる気満々で応えた次第。翌日から、Kathyは、託児と介護の充実した日々を送ることになりました。
しばらくは膵臓から管を付けて膵液を排出しなければいけない状態の兄は、体力衰弱し、食欲も芳しくない為、お味噌汁に玄米粥や人参とりんごの生ジュースを作ったりして何とか回復の一助になることを願いつつ、、、はたまた、急に大家族の中で過ごすストレスを感じさせないように気遣いながら、、、それでも声をかける度に「ありがとう。。。悪いねえ。。。」と答える兄に、「お兄さん、そんなに気を遣わず、ここはシェアハウスだから遠慮なさらずキッチンなども自由に使ってお好きなようにして下さいね〜!」と伝えたら、日毎にリラックスして貰えるようになったような。。。
そして、毎朝クーちゃんと挨拶する時・・・Mが「ほら、酋長(*)におはよう!して〜」とクーちゃんを近づける時が兄は一番いい笑顔をしている!これはJackも然りだが、やはり、若い女子?の笑顔パワーは、生命力の源???(笑)注釈:酋長(*)とは、Jackの兄の別名、ニックネームなるもの。
昨年、Jackの兄が70歳を迎え、我が家と燐家のKathyの弟家族と共に喜寿のお祝いをしました。Jackの両親を見送り、Kathyの実家の両親も亡くなっているので、今や、Kathyの親族の中で一番の長老が兄なのです。そこで、お祝いの席で話し合い、「これからは、皆で酋長と呼ぶことにしよう!」となり、その後、家族、親戚の中では、兄は酋長と呼ばれています。
かくして、酋長を尊重しつつ皆で協力しあうインディアンライフ&シェアハウスは、家族の愉しい思い出となり、子や孫にとっても何よりの宝物になることを信じて、、、Kathyは、この急展開の日々を有り難く楽しみながら充実させて頂いております。(Kathy)