今年のゴールデンウェークは平成から令和に年号が変わる歴史的な連休となりました。
この時期、平成天皇のご退位への感謝と、新天皇陛下のご即位で殆どの日本人は歓喜に満ち溢れた時を過ごしたことと思います。暫くはこの祝賀ムードを契機に、更なる日本の発展と世界平和を望むところです。
一方、連休の2週間前に突然の要請でゴールデンウェークはインドのとある田舎町に出張する事となり、連休は全てキャンセルになってしまいました。インドと日本の時差は-3.5時間、平成から令和への歴史的瞬間はインド時間の午後8時30分に迎えました。
以前海外駐在していた時は当たり前のように現地時間のカウントダウンでしたが、今回に限っては日本時間に合わせてホテルの一室で一人カウントダウンを行いました。外国にとって日本の改元は一つのニュースですが、外に居る日本人にとっては普段にも増して日本人であることを実感し、母国の最大イベントに心を寄せた方も多いと思います。
海外諸国では民族闘争や独裁政治によって国民は国を追われ、難民となるなど犠牲になるケースが見られますが、日本人は母国の恩恵を受け、信頼される人種として世界中の国々で活躍することができます。これも日本という国が安定しているから可能になることであり、その背景には天皇を象徴とした確固たる日本の国家が存在するからではないでしょうか。
そんな観点でこちらの生活を見ると文化,生活習慣は異なり、必ずしも日本の常識は世界の常識とは言い難いですが、人種を問わず日本人の心遣いが世界平和に貢献する機会が増えれば、皆ハッピーではないでしょうか。インドの片田舎はゆっくりと時間が流れています。(撮影:JACK)