Q : 先日、次女(小学1年生)が、学校でお友達Aちゃんのご機嫌をそこねたので、「ごめんね!」とすぐに謝ったところ、はじめは「許せない!」と。。。その後、「じゃあ、許してあげるから、猫のシュシュを私に買って学校に持ってきて!」と言われたという事で、帰宅して、自分のお小遣いでAちゃんに買ってあげなければならないと相談がありました。親としては、そのような経緯で、小学生の子どもがお金のかかるやり取りをするのはオカシイと思い、学校内でも私物のやり取りは禁じられているので、そのように話しましたが、本人はそれをしないとAちゃんに許してもらえないから、要望の品を買ってこなければ、学校に行けない、、、と言い張ります。このような場合、どうしたものか?と思い、困っています。

A : 学校や家庭の外での子ども同志のいざこざ(事件?)は、事の真相が把握し難いので親としても悩みますよね。

我が子が本当に相手のお子さまを傷つけるような事、、、明らかに危害を加えたり怪我を負わせた場合は別として、些細ないざこざの場合には、小学生の子ども同志の解決策としてお金のかかるやり取りはNGと思います。

お嬢さんに、事の経緯をよく確認した上で、本当にお嬢さんに非があるのであれば、まずはお嬢さんの気持ちを受け止め共感してあげて下さい。そして、Aちゃんには、お母さんやお父さんに相談したところ、「お金のかかるやり取りを、学校内で子ども同士でしてはいけないと言われたので、それはできない」という事をお嬢さんから伝えるようになさったらいかがでしょう?

心から謝り今後の関係修復を図りながら、それでも受け入れられない場合は、担任の先生に相談されて、仲介して頂くのがよいでしょう。

友情関係を壊したくない気持ちもあるのでしょうけれど、学校のルール遵守や、それぞれの家庭の方針、ルールなどを尊重し、「ダメなものはダメ!」という親としての思いや意思をハッキリと伝えながら、それでも、「そんな悩みを話してくれてありがとう!どんな事があっても、ママは貴女の味方だから応援しながら守っていくからね!」と安心感を与えてあげて下さいね。

今後も、色々な悩みやトラブルが発生するかもしれませんが、いざ直面した時には安易に子どもの思いだけに流される事なく、大人の公平な正しい判断で進めることが大事です。そして、そういった厄介な事にも誠実に向き合う中で、子どもも親も学びと成長があるものです。

家庭外で起きた事や心の内を安心して正直に話してくれるように、日頃から受容と共感をしつつ、、、親の思いをしっかり伝える事を大切にお過ごし下さいね。無事に円満解決されて、お嬢さんの笑顔が戻りますよう、祈っています。