こんにちはデザイナーのイシカワです。
この度、6月〜8月に各月3回にわたり開催された『モラロジー基礎講座』に参加しました。今年の猛暑はかなり堪えましたがその暑さを超えた、とても有意義な学びの機会になりました。
特に印象に残ったのが田村明敏講師の講演のお話、道徳実行の指針第五章感謝と義務で参考資料としていただいたニューモラル68号の『恩や借りを返してこそ独立した自由人』の記事でした。この中に、重いオモリを身につけた潜水夫に例えた話がありました。
“…ものごとが思い通りにいかないのはまだまだあなたの体にオモリがまつわりついているからです。ですから、あなたが、この重いオモリをつけたまま、どんな場所へ移っても、そこは、決して幸せな自由の世界でないことがよくおわかりになると思います。あなたが本当の自由を手にしたいと思ったら受けた恩と借りを返すという人間としての義務をまずはたさなければならないということなのです。”
現在、フリーで仕事を行う身としてこれは大いに考えさせられました。
自分は果たして今迄どれだけの人たちのお世話になってきたのか記憶を巡らせました。両親、職場の上司や同僚、友人、社会からの恩…、ずっとお付き合いのある方から一期一会だった人。ご恩返しの義務も充分に果たさず借りだけの身の上だったのではなかろうか、と。
今後は親や先輩、友人などから受けた恩や借りを返していくは勿論、子供や後輩、若い人達への協力や施しも併せて行っていきたいと思いました。