こんにちはデザイナーのイシカワです。

クリスマス前のこの時期、街や駅の夜をロマンチックに彩るイルミネーション。住宅街でもちらほらと家の玄関廻りを点灯させたりするお宅があったりしてまた今年もこの時期がきたんだなあという気になります。

感動のひと時や癒しをを提供するイルミネーションですが、この構想や印象操作を含む演出、更に大掛かりな電気工事や工作物も含めてデザインすることもあるため多岐に渡る高い知識や経験をもつイルミネーションプロデューサー(orデザイナー)という業種が存在するそうです。感動の影にはその道のプロがいます。

導線をつくるのに単なる思いつきでは浅く深みがでません。全体像を眺めて、お客様の要望を聞き、そこからいくつかの折り重なった思い、経験、センスを組み込むのです。私が手がける個人向けの冊子制作サービスも全く同じ発想で行っているのでよくわかります。

廣池博士の言葉で「事業誠をつくし救済を念とする」は今とても心に響きます。自らの力を存分に発揮してひとさまのお役に立つ事。これに勝る幸福はありません。

この時期になると毎年、盛大に電飾して気分を盛り上げてくれたお宅が今年はイルミネーションをされておらず、噂でお引っ越しをされていたと知りさみしい限りです。知らないうちに癒されていたんだなあ、と人は失ってはじめて思いに気づくものなのですね。