令和3年、あけましておめでとうございます。デザイナーのイシカワです。
1月8日、2度目の緊急事態宣言が発令され、世間はふたたび重苦しい空気に包まれています。
今まで当たり前にできたこと、旅行に行ったり気の合う仲間と一緒に食事を楽しんだり、親兄弟親族と過ごした癒しのひとときなど。それらが新型コロナのために突然できなくなりました。これまで過ごした時間が本当に大切な、かけがえのないものだったんだと気づかされました。
さて、そのような状況の中で年明け三が日に集中する初詣の期間を避けるべく、私は昨年12月末に初めて前倒しで地元の氏神様にお参りをしてきました。
ニュースでもコロナウイルス対策に早めの参拝呼びかけをしていましたから皆さまもご存知ですよね。今はとにかく「密」を避ける、混雑を避けるのが大事で正月気分は削がれるかもしれませんがこればかりは仕方がありません。
でも、実際にしてみたら思っている以上に良かったです。
当然ですが、神社が混んでいないのでゆったり時間をかけて参拝ができました。年明け元旦の賑やかな雰囲気もいいのですが、今思えば列の順番が廻って来ると、結構焦りながらお参りしていた気がします。気ぜわしかったというか…。
ほとんど人のいない境内の玉砂利を歩き、凛とした瑞々しい空気を感じながら落ち着いた心持ちで手を合わせられ、とても気持ちが良かったです。「幸先詣(さいさきもうで)」とも云われるようですし、コロナ禍が一段落したとしてもぜひ続けたいと思いました。
一日も早く新型コロナが収まり、世の中にまた平穏な日々が訪れることを心から祈っています。不便になったとばかり嘆くより、「目から鱗でこんなことに気づくことができた」という常にポジティブな目線で日々過ごしていこうと思います。今年もどうぞよろしくお願い致します。