5月には『母の日』、6月は『父の日』、、、と、両親に改ためて感謝の思いを馳せ、その思いを伝える機会がありましたね。
街を歩けば、「お母さん、ありがとう!」「お父さん、ありがとう!」のメッセージの付いたカーネーションやその他の花々、お酒類や衣類が目に入り、何となく気持ちをほっこりさせてくれるシーズンでしたね。
お子様のいるご家庭では、幼い子ども達が一生懸命に手作りした作品やメッセージカードを受け取り、いつも口煩く注意しても成果の現れぬ姿に失望していたものの、その時はそんな事は忘れて、何て可愛い子〜!となり、日頃の苦労がその一瞬で吹き飛ぶような嬉しさ、幸せな思いをされた事でしょう。
幼い子どもは、親の本当の苦労なんて解らないものですが、日々ご飯を食べさせてくれて、世話をしてくれて、安全、安心の生活ができて、更には笑顔でホッとできる居心地の良い環境を与えてくれている事…つまりは沢山の愛情をかけて守って貰えている事を本能的に感じていて、やはり「ありがとう!」という思いが出てくるものなのですね。
「ありがとう!」という言葉は、与える側にも、受け取る側にも、『愛』が生まれるということ。。。を感じます。
しかしながら、世の中には、有り難くない事や、喜べない満足できない出来事も日常的に生まれてくるもので、、、そんな時には、相手を責めてみたり、恨んだり、起こった出来事を悲観したり後悔したり、、、と心がザワつき、傷ついて、健康にまで悪影響を及ぼしてしまうなどということにも・・・!
良い事ばかりが人生ではないですし、日々起こる事に反応して感情が沸き起こるのも人間らしいことではあります。でも、できれば心穏やかに楽しくハッピーに過ごす時間を増やしたいと思うのであれば、「ありがとう!」を沢山増やしていく事が幸せへの近道であると、私は若かりし頃に教わりました。
自分にとって、嬉しい事、満足できる事に感謝するのは、普通であたりまえ。
でも、自分にとって、悲しい事、辛い事、不都合な事にでさえも、少し心を落ち着かせたら、その中でも有り難いと思える事を何とか見つけ出してみる…
嫌な出来事自体は歓迎できないけれど、他の事に目を向けると、自分はこんな事に恵まれているかも?!という有り難い思いを何とか探し出してみる…
そういう努力をささやかながらも続けていきますと、本当の「心からのありがとう!」に出逢えるものです。「母の日」「父の日」のように沢山の愛!を交わして、毎日を「沢山のありがとう!」で過ごしていきたいものですね(Hitomi)